ミエトノの工房

木材加工やレザークラフといったDIYを中心に、まったり創作活動を行っています。

ヘッドフォの修理 レザークラフト

10年以上も使っているヘッドフォンですが、頭のパッド部分が裂けてきました。

今まで接着剤で応急処置を繰り返してきましたが、さすがに限界なので、レザーで上から覆ってみたいと思います。

 

 

型紙を作るのに、ヘッドフォンに合わして紙にトレースしてゆきます。

 

 

縫い目も必要なので、1.5センチ外側でハサミでカット。

ヘッドフォンに宛がって確認します。

 

 

この型紙をレザーに転写してゆきます。

材料は端材の栃木レザー

 

 

皮包丁でカット

 

 

デイバイダーで淵から3ミリのところに線を描いてゆきます。

 

 

上写真の線に合わして、菱目を打ってゆきます。

 

 

裏側のレザーには、表と同じ位置になるように菱目を打ちます。

さあいよいよ縫い付けます。

 

久しぶりなので、針の通し方を忘れたので参考書でチェックしつつ、作業始めます。

縫い方は意外と覚えていました。

 

 

本当は縫い口の部分はノリで固定するのですが今回は省略。

片面だけ縫い合わせます。

 

 

ヘッドフォンに装着して、残り反対面を縫い上げて完成です。

 

 

付け心地は、少し硬い感じがしますがクッション性は感じられて満足です。

カラーボックスの作成

本日のお題はカラーボックスです。

500×500 横幅×奥 で高さは任意。

下段は400の高さが欲しいとのことで依頼受けました。

 

ある程度の重量にも耐えられるように、シナ合板12mmを基本に、背板のみ厚さ9mmを使用しています。

 

木取図を参考に、ホームセンターで 3×6板のシナ合板12mmを2枚と910×600のシナ合板9mmを購入。

 

ホームセンターでカット依頼するとそのほとんどが数ミリのずれが出るため、工場でジグソーで地道にカットします。

 

 

ある程度細かくカット出来たら、テーブルソーで一気にカット。ジグソーはスピードが出せないので少々時間がかかりました。

 

 

 

まず左右の側板からトリマーで溝を掘ります。

 

 

丁寧に墨付けをして下準備を進めてゆきます。

 

 

10mmストレートのビットをセット。

 

 

5mmの深さに溝を掘ります。一気に溝を掘るとビットの先端が欠けたり、最悪トリマーが壊れます。(何度か経験あります)

2回に分けて半分の深さで溝を掘ってゆきます。

下写真は背板が入ります。

 

 

続いて底板の部分。

トリマーのビット10mmに対し、溝幅12mm。

初めに10mm幅のままで、深さ2.5mm二回、5mmの深さまで溝堀ます。

 

 

深さは5mmのまま、上写真では右方向に2mmずらして横幅を広げてゆきます。

 

 

そして出来たのが、下写真。

 

 

ここで仮組して、不具合を確認します。

 

 

まず中板のサイズが大幅にずれています。カットサイズが大きすぎるので、調整が必要です。

 

そして背板が少し長く、天板に干渉しそうです。

下写真右側に天板がくる予定。

 

 

底と裏面は特に問題なさそう。

横に寝かしてるため見にくいですが、左側が背板、右側が底板になります。(下写真)

 

 

天板の解決法として、背板をカットするか天板に溝を掘るかですが、後者にしてみました。

 

 

無理なく勘合できたので、組み立てみました。

 

中板は改めてカットし直して組んでみました。

向かって右側が、入り方がきつかったので棚板の隅を荒めの紙ペーパーで削って入れています。

 

 

あとはボンドが乾いたら、バリを取って完成ですね。

蝿帳 6日目 観音扉の制作

今日は観音扉を製作します。

 

以前CADで図面化したものをわかりやすく書き直しました。

 

 

裏から見た図面です。

緑のマーカーはダボ継ぎ、赤色はこのサイズで合板を埋め込みたいため、扉の骨組み内側10mmを、深さ10mmで溝堀します。

 

 

正確に墨付けをして

 

 

 

全てダボ穴を開けたら、仮組をして確認します。

やはり少しずれました。

 

 

どこの穴がずれているのか確認して、手直しします。

 

 

上写真の左側の穴、マジックで印をしてある箇所に穴を広げます。

無理やり広げるしかないのですが。

 

 

センターより少し左になるようにして、穴をグリグリ拡張します。

そして仮組。

 

 

まあ誤差の範囲内ということで。

 

 

扉二枚分です。

 

 

印したところ、10mm幅、深さ10mmで溝堀するための墨付けです。

 

このままでは扱いずらいので、トリマーテーブルに付け替えます。

 

 

盛大にやらかしました。

キックバックで思いっきり持っていかれました。

 

 

まあ内側で見えないので良しとしましょう。

 

コーナーはノミで処理します。

 

 

内側に貼る合板のサイズを、実物で測ります。

図面上では下の寸法になりますが、果たしでどうでしょうか。

 

縦サイズは寸法通り、横サイズは1mmの誤差でした。

 

ここから合板を切りだします。

 

 

歪みもなく、サイズはぴったり。

表から見ると、、、

 

 

真ん中の化粧板を宛がってみます。

 

 

あえてこの段差を作りました。立体感があってお好みです。

扉部分はボンドで本付けして、乾燥を待ちます。

 

最後に中板を切り出しセットしました。

 

 

横幅がありすぎて、上から軽く抑えるだけで真ん中が若干たゆんでます。

次回は少し補強しつつ、丁番とキャッチなど取付をしたいと思います。

お手軽ビビンバ

 

最近流行ってる?ホットプレートで出来るビビンバ作ってみました。ほとんど嫁様が作ってくれましたが。

 

下にご飯をひいて、きれいに具材を並べるだけ。

 

本来キムチを乗せて、味付けはコチジャンなど使うらしいですが、我が家にはないので、冷蔵庫にある具材をそれらしく並べてみました。

 

すべての食材は一度熱を通してあるので、ご飯を少し焦げ目がつく程度に焼く感じです。

 

今回少し塩で味付けしましたが、予想外においしかったです。

 

 

蝿帳 扉の図面見直し

 

当初の図面は観音開きで、隙間に網を張ろうかと思っていたんですが、本体が出来上がったのを見てバランス的によくないと思いシナ合板で目隠しをすることにしました。

 

今日はその微調整です。

 

裏から見た図ですが、9mmのシナ合板を枠に埋め込みます。1センチほど被せて。

枠には蝶番を埋め込まなくてはいけないため、理想では半分埋め込むと良いのですが不可能なため1センチになりました。

 

 

表から見るとこんな感じ。片面です。

 

 

そして枠同士はダボ継ぎです。

 

 

真ん中の縦の飾り枠は5mm厚の杉材になります。横幅は実物見てからバランス次第ですね。

 

終わりが見えてきたので間瀬が楽しみです。

蝿帳 5日目 本体組み立て

暖かくなって来たので、また少しずつ作業を始めます。

出来れば本体の組み立てまでは行いたいところ。

 

手始めに、天板の裏の加工から。

18mm幅で5mmの深さで、溝を掘ります。

 

 

溝を掘ることで位置ずれを防止します。

そして密閉性を高めます。

 

 

仮組をして、不良個所を洗い出します。

木材であるのと、数ミリのずれが必ず生じるで都度修正を掛けてゆきます。

 

 

 

 

裏から見ると、左上に少し隙間ができています。

 

 

天板を5mmの溝を掘ったため、背板がこの分干渉しています。

そのため背板を5mmカットします。

 

今日はほとんどこういった手直しがメインになりそうです。

 

 



大きな隙間がなくなりました。

 

続いて正面の部分、側面と底板にずれが生じてます。

本来同じ長さであるべきもので、扉を付けるため誤差があるときれいに開閉できないので、これを修正します。

 

 

具体的には側板を底板に合わします。

 

 

続いて側板に網を張ります。

 

 

530 × 380 の網を枠に差し込んで、斜めになっている木材で固定する予定です。

 

 

防虫ネットをカットします。網戸用のネットです。

 

 

中央の部分が、厚みがあるためカッターで急遽切れ込みを入れて回避。

 

 

隙間もできず、うまく回避できました。

 

 

ネットを張った状態で張ることができず、少し網がゆるゆる。

ハンドタッカーで固定してから作業した方が良かったのか、今後の課題です。

 

本体を組み上げるとこまでで、本日の作業は終了。

 

扉に関してはノープランのため、木材を仮置きしてイメージを膨らましました。

 

 

やはり真ん中は9mmのシナ合板を使って、骨組みはダボ継ぎかな?

後は蝶番の位置をどの高さにするか?

こうしていろいろ考えてる時が一番楽しいです。