ミエトノの工房

木材加工やレザークラフといったDIYを中心に、まったり創作活動を行っています。

台所用、電子レンジの台

 

 

 

久しぶりにご依頼を受けて、電子レンジの台を作ります。

寸法をあらかじめ聴いてからの制作。外寸600 × 600 高さ150です。

 

天板は集めのラジアタパイン集成材 18mm

下段には大きめの引き出しを取り付けることにしました。

引き出しサイズは500 × 500です。

 

図面は汚い字ですが、在庫の木材使いながら制作したので、おおよそのサイズのみ書き出しました。

 

側面の板は12mmの厚み、それ以外は9mmのシナ合板です。

側板は、強度とスライドレール取付の時、10mm以上の厚みがいるためにこの厚みにしました。

 



きれいに処理されていて、ここ1年天板にはこの板ばかり使ってます。

 

 

 

本体と引き出し部分をカット。

本来は本体を組んでから、引き出しを作って、スライドレール取付といった工程だろうと思うのですが、本体の高さが150mmしかなく、スライドレールと取り付けに苦労すると思い、先に引き出し、本体下半分、スラートレール、天板の順で作りたいと思います。

 

 

引き出しを組んで、、

 

 

本体下半分です。

 

 

手前がツラ合うようにして、スライドレールの下に木材を置いて位置を決めます。

 

 

下穴を開けて、ここにビスで固定します。

下穴があると、位置がずれないのでめんどくさくても必ず下穴を開けます。

ビスについては、付属のビスは小さくて取付に時間が掛かるうえ、ねじ山がつぶれやすいので、3.0mm × 10mmのビスを別途購入して使います。

 

 

 

 

引き出し部分にも取り付けます。

本体底からビスを打った中央までの距離と、そこから何ミリ浮かすかプラスして計算し、引き出しに墨付けします。

 

今回約6mm近く浮かせます。

 

 

このラインと中央が合うように位置決めして、先ほどと同じように下穴開けつつビス止めします。

 

そして勘合チェック

 

 

 

ぴったり収まりました。

 

このまま化粧扉を付けました。杉材です。

取手は下のものを選びました。

 

 

スギ材の中央にマスキングします。

 

 

取手の裏にねじを入れて、杉材に押し付けてねじ穴を開ける位置を転写します。

 

 

後は穴を開けて、裏側からネジで固定します。

 

 

最後に天板を取り付けて完成です。

 

 

半日もかからず完成しました。

自作IPOHONEケースの使い道

 

最近、車のキーケースを作ろうかと思い、ネットで色々調べては見ましたがイマイチピンとくるものがない。

 

使わなくなった、スマホケース。

捨てようと思い、そのままダンスの肥やしになってました。

 

掃除中に出てきて、ふと思いつきました。

そのままキーケースになるのではないか?

車のキーと家の鍵を並べてみたところ、ぴったりサイズ。

 

しかもマグネットが付いているので、家の鍵がバタバタしない。

 

即行でキーケースの金具を買ってきました。

 



といっても穴を開けてカシメるだけ。

 

 

位置決めをして、穴を開けます。

貫通を防ぐために、小さく切った下敷き2枚挟んでます。

 

 

 

カシメが少し高いので、間に2枚レザーを挟みました。

 

 



はみ出た部分を切り落として、、

 

 

 

きれいに収まりました。

台所収納ラック 最終日

 

今日は最終、各段の天板を作ります。

 

上から2段と3段、最下段はひずみでサイズが変わることが多々あるので、カットは一番後回しにしました。

 

なので、まず初めにサイズを現物で測り直します。

 

図面では824mm × 450mm ですが

実際は 828mm × 453mm となります。

 

案の定大きくずれていたので、実際のサイズで切り出し、微調整していく形になります。

 

実際のサイズでカットしても、若干の歪のせいで入らなかったので、トリマーを使って数mmづつ削り調整しました。

 

 

上の線で引いた部分まで削ります。

 

 

上がカットする板、下の板がベースとなる部分です。

トリマーを使うわけですが、刃先はフラッシュトリムといって、トリミングすることになります。

要はこのベースに合うように削ってくれます。

 

 

 

この様な先端になっていて、上のベアリングがベースプレートに沿って削るため、ベースプレート以上は削れない仕組みです。

 

 

数回調整してきれいに収まりました。

 

後は少し気になる段差の部分を、きれいに整えました。

 

 

それでは各層の天板を固定していきます。

解体しても再利用できるようにビスだけで裏側から固定します。

 

 

接合部、手前4か所、奥側4か所と計8カ所。ビスは天板を突き破るギリギリ小さいを使いました。

 

そしてBRAIWAXを塗って乾燥待ち。

 

 

乾燥待ちの間にレターケースを作成。

 

 

早速持ち帰って設置しました。

 

 

すっきりしました。

 

ちなみにレターケースは、以前作成したサイドテーブルに。

 

 

収納ラックの2段、3段目は補強として1×4材を使いましたが、板が薄いがために歪やすく寸法のずれが大きくなったので、40mmの角材を使うなど、板の選択に慎重になったほうが良かったのかもしれないですね。

安ければよいというわけではなかった一例になりました。

収納ラック 3日目 テーブルソーの修理から収納ラック仮組まで

本日もラックの加工作業を進めたいと思います。

 

とその前に、テーブルソーのキャスターの修理から。

 

 

実は外れた日にすぐ、ホームセンターで部品を購入しました。

木材は2×4 1820mmを 780mmの長さで、カットしてもらいました。

そして50車輪のキャスター4個 ストッパー付きです。

 

 

 

ヨコに這わして、ここにキャスターを取り付けました。

 

 

キャスターが大きく、車輪が前より大きい為か移動が非常にスムーズ。

 

では収納ラックの作業始めます。

前回加工した棚板を組んで行きます。

 

 

ボンドを流し込み、クランプで固定します。若干反りがあるので組付けの時が少々心配です。

 

乾燥を待っている間、この棚板をひっかける部分を、大入り加工します。

 

1×4材を450mmに8枚切り出して、それぞれ加工します。

 

 

これを組むと、下のようになります。

ばらせるように、以降の作業はボンドなしでビス止めになります。

 

 

 

 

補強のためにこの様なフックを使いました。

 

 

とりあえず全体像はこんな感じ。

やはり1×4板は細いので、反りやすいのかもしれないです。あちこちがちぐはぐ。

やはり2×4か、それより少し細い50mmくらいの角材を使うべきか、次作る時の課題ですね。

 

 

上段の天板を乗せてみました。サイズは申し分なし。

中段、下段の天板を後日切り出し、貼り付けたら完成ですね。

 

完成までまじかです。

その前にもう一度分解して、ペーパーがけした上で手直し出来るところは手直ししたいと思います。

 

台所用収納ラック 2日目 天板の骨組み下準備 ところが、、

 

先週天板の骨組みの木材を切り出し、墨付けまでしました。

今日はできれば大入り加工を終わらせたらと思ってます。

 

深さは9mm、1×4材の厚みのちょうど半分。

 

テーブルソーの深さを同じ9mmにセットして、ひたすらカット。

 

 

前回みたいにある程度幅広で切れ目をいれ、鑿できれいに削っていく方法だと鑿で切り過ぎたり、場合によっては水平にならないことが多いのですが、

今回は丸鋸の刃を2ミリづつずらしていくと仕上がりがきれいになるので今日はこの方法でやってみました。

が、幅が2ミリづつしか削れないので、果てしなく時間が掛かります。

 

しかもこの板、実は数枚反りが酷い状態。というか、ねじれてます。

 

 

この状態でカットすると、、、

 

 

手前は9mmなんですが、奥側が当然浅い状態に。

 

少々手直しが必要ですね。

もう一度テーブルソーにセットして、本来手前から奥側に送ってカットしているところを、左右に板を動かすときれいに面がそろいます。

ただし、作業前は出来る限りのみで面取りをします。本来の使い方ではないのであまりお勧めしませんが、、、

 

 

この調子で切れ目を入れて、面取りして、勘合チェックして2.5時間掛かって加工が終わりました。

 

 

各パーツを仮組してみます。

 

 

この骨組みの上に天板が乗る予定です。

 

 

作業が終わり、シャワー浴びてお昼ご飯と思ってテーブルソーを動かしたら、トラブル発生

 

 

1か所だけでなく、最終的には3か所外れました。 結構ショック。

元々無理やり取り付けたうえ、車輪が小さいので遅かれ早かれこうなるとは思ってました。

 

少し考えた結果、2×4の板を左右に這わして、そこにもうひと周り大きい車輪を付けようかなと思います。

後日またホームセンターに買い出しが必要です。

 

台所の収納ラック

台所にあるラックですが、ステンレスのミニラックを使ってオーブンレンジやトースターを収納してますが、軸が細いためかかなり揺れて危ない状態です。

 

 

スペースの有効活用の為にも、大きめの収納ラックを作りたいと思います。

 

コンセントがあるため、高さ900mmまで、横幅は450mmにして、さっそく図面作成してみました。

 

 

脚の部分は2*4、それ以外は1*4のパイン材です。

天板と2段、3段目は補強の為1*4材で骨組みを作ります。

 

脚の部分から加工します。長さが863mmになるよう4本切り出し。

 

 

大入り加工するため、溝を掘ります。

テーブルソーで細かく亀裂を入れて、ハンマーでたたくときれいにカットできます。

 

 

あとはノミを使って平らにして、紙やすりで表面を整えます。

 

 

 この隙間(溝部分)に1*4材がすっぽり埋まります。

 

次に天板の補強材の切り出しです。

 

下のようにこれも大入れ加工して、この補強材の上に天板が乗っかります。

 

 

ここら辺はバランスを見て、真ん中2本が出来るだけ均等に配置できるように計算しながら墨付けしました。

 

 

墨付けが終わったところで、本日の作業は終了。

次回は補強材の大入り加工からになります。

ミニテーブルからサイドテーブルへ再利用



 

以前作成したミニテーブルですが、不具合があったので部屋の片隅に置いてありました。それは下段に大きな引き出しがを付けたのですが、引き出しを目いっぱい引っ張り出すと机ごと手前に倒れてきます。

なので裏の車輪を取って、収納だけに使ってました。

 

ここ最近色々買い集めている投資関係の本があふれてきたので、本の収納とサイドテーブルを兼ねたテーブルに作り変えることにしました。

といってもミニテーブルの下に収納ラックを付けるだけです。

一応図面は書いてみました。

下段は空洞になっている所は、前面と裏面に本を収納できるように本のサイズを測ってから図面に落とし込みました。

なので下段の奥行きは前後ともに150mmになるよう調整しました。

高さはトータルで700mm以内でないと、現在使用している机の中に収容できないので、以前のテーブル + 今回作る収納 + 車輪 で680mmになるよう計算してます。

 

 

板は端材があったのですべてここから切り出します。

 

 

先ず側面の大入り加工の溝を掘ります。

深さは5mmで、12mmと9mmの厚みの合板を使うのでそれぞれの幅に溝加工します。

 

 

ここで一度仮組して各パーツのサイズは間違っていないか勘合のチェック。

 

 

問題ないご様子。

以前作った机に、今回作成する部分を組み込むので、まず天板が元ある机に入るのかチェックしました。

 

 

やはり若干サイズが違いますね。

ここからパーツが入るように微調整します。

 

 

横幅が370mmのこの板をベースに、先ほど仮組した部品を再度微調整し直します。

一番最初のサイズは375mm、ここから5mmカットします。

 

 

もう一度仮組して、天板とサイズが同じであることを確認して、ボンドとタッカーで組付けます。

 

 

ボンドの感想を待つ間に急遽引き出しを付けることにしました。

どの段に、どのような形で着けようかな?

考えた結果、机の上段に小さい引き出しを2つ付けることにしました。

 

中央に仕切りを張り付けて、底板を最初に作成。

そこからサイドの枠を取り付けます。もちろん図面はありません。

 

 

スムーズに入ることを確認したら、底板に合わして側板など組付けて行きます。

深さは50mmにしました。

 

 

乾燥を待つ間、底板の裏に車輪を取り付け。

 

 

 

スムーズに収納できることを確認したら前板を取り付けます。端材の杉材です。

木目があるので、できり限りきれいになるように配置します。

 

 

ここから中央の位置にドリルで穴を開けて、取手を取り付けます。

早速収納してみました。

 

 

下写真が裏側です。

上段少しみっともないので、後日背板をはめてみます。

 

 

 

 

設定どおり20mmの隙間で、ぴったり収まりました。