ミエトノの工房

木材加工やレザークラフといったDIYを中心に、まったり創作活動を行っています。

CD ケース

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今回は自分用のCDケースの作成です。

 あられ組など色々格闘していましたが、シンプルに組もうと思います。

 

ホームセンターで手ごろな木材を発見しました。

パイン集成材で厚さ10mm。

やわらかい木材ですが加工しやすく、木目も綺麗なのでこの木材で決定しました。

 

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底板は、在庫にあった5.5mm厚のシナ合板です。

 

まずパイン集成材を図面に従ってカット。

一気に4箱分です。

内寸が横幅330 × 縦 130 ×  高さ 150 になるように図面を引きました。 

CDは縦入れです。

 

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底板は大入れ接ぎになるように、深さ3mm、幅は5mmで溝を掘りました。

 

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 側板同士も組み接ぎになるように加工します。

幅5mm、深さも5mmです。

 

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ここで仮組みしてみたんですが、木材が柔らかく割れてしまいました。

もともとトリマーで溝加工してるときも数箇所割れています。

 

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急遽つき合わせにするため、平らに加工し直しました。

 

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底板は5.5mm厚なので、約1mm弱、結合部を薄く加工。

 

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底板のある下箱部分から組み立てです。底板と側板をボンドで貼り合わせてから、ネイルガンで打ち付けました。

 

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次は上蓋の部分。側板のみの組み立て。

 

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上蓋の天板を、、、と思っていて型に合わせてみたら寸法が合わない。

急遽突合せにしたために10mm寸法が大きくなってました。

 

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少し考えて、単純に木材を横に継ぎ足そうと思いました。アクセントになって逆に面白いかも。

 

とりあえず上蓋と天板を結合するのにダボ接ぎで組むための下穴を空けました。

 

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あまり深くダボ穴を開けると、側板が割れる恐れがあるため、浅めの6mmで。

組み付けるときはダボを少し短めにカットして使おうと思います。

 

電源ボックスの組み立て

今回は、前回細かな加工が終わったので、組み立てです。

 

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しかしフリーハンドでダボ穴を開けたため、大きくずれていることが発覚して、急遽穴の開け直しからです。

 

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このような専用工具があり、穴の中心を正確に板にマーキングしてくれます。

 

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ダボ穴にセットして、上から板をそっと置いてから、板を上から押し付けます。

 

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このようにマーキングしてくれるので後は穴を開けるだけ。

穴あけは、中国製のダボ穴ジグでまっすぐに開けます。

 

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下準備は終わったんで、組み立てて行きます。

 

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仮組みして、穴の位置ずれが無いかもう一度確認してから組み立てに入ります。

 

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この空いている穴は、配線を通すための穴で、35ミリ幅です。

 

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クランプでボンドが乾くまで圧着します。

その間に上蓋を作ります。

 

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見た目額縁のように、且つ装飾の木材の内側にゆるいRを入れます。

45度ナナメにカットしてボンドで張り合わせ。

 

 

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側面も、パソコンラックと同じように装飾を入れてみました。

35ミリ幅にカットして、上蓋と同じようにゆるいRを入れます。

 

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帰宅後、コンセント類を収納してみました。

 

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すっきり、ですが少し幅が小さく、電源タップが少し重なっての収納でした。

発火が心配なのでしばらく使用してみて、熱がこもらなければ良いのですが。

収納かごの内箱作成

今回のお題は、嫁様から依頼された収納かごの内箱が欲しいとのこと。

布で囲ってあったんですが、出し入れするときに引っかかって扱いずらかった見たいです。

 

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編込みであるため、コーナーの部分が円形であるため真四角で箱を組むことは出来ません。

 

そこで角はナナメに木材を当てようと思います。

 

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木材はホームセンターでシナ合板の5.5ミリで 3× 6 1枚購入。

 

この内箱、全部で4つ作成予定ですが、個体差がありそうなので基本現物合わせで作成します。

 

先ず底板から、4つ分カット。

 

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角を落としてかごに入るか確認します。角は45度で2cmになるようにしました。

 

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問題なく入りました。

 

次に側板と先板、前板をカット。

 

45度で結合させたいので、下のように角をカットしました。

 

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かごの手前の取っ手が使えるように、この部分だけくり抜きます。

 

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同じものを量産するときは、ベースプレートというサンプルを作成して、これを元に加工すると作業効率が上がり、品質も安定します。

 

厚みの深い9mmの合板に、ジグソーでカットしてベースプレートを作成。

 

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本当は両面テープですが、少し横着。

上がベース、したがカットしたい木材です。

 トリマーの先端にベアリングが付いている為、ベースの枠に沿ってカットするだけ。

 

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加工完了。あとは組み立てだけです。

 

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アングルに固定して、直角を出しながら組み立てて行きます。

 

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コーナーは9mm幅の合板で組み立てようとしましたが、木材が細いのとナナメになっているため、釘やビスで留めることが出来ません。

 

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急遽厚めの木材で先端部分を補強しました。

隅木(すみき)というみたいです。

 

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左右と真ん中から固定したことで、頑丈に仕上がりました。

 

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驚くほどすっぽり。

 

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コーナーは9mmでなく、厚めの木材を使用すればもう少し綺麗に仕上がったと思いますが、いい勉強になりました。

 

他の3つも問題なくかごに収まりました。

ケーブルボックス 

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 電源収納のため、プラスチックの収納ケースを購入して使用しているますが、パソコン本体やブルーレイ再生機、ルーターやモニターなどの配線が多く、またそれぞれのアダプターが太く一つの電源タップでは電力がまかなえないため二つの長い電源タップを使用しています。

 そのため収納ケースに収まらずに乱雑に床に散らばった状態です。

 

  

そこで大きめに収納ケースを作り、二つの電源タップからコード類すべて収納したいと思います。 

 

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側板は額縁のようなデザインで9mmの合板を挟み込み、以前制作したパソコンラックのようにサイドに杉材で装飾しようと思います。

 

シナ合板 910 × 910 1枚

桧デイメンション 20 × 110 × 2000 1枚

杉プレーナー 195 × 1820  1枚 を購入

 

寸法どうりカットします。

 

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外枠は45度であわせて、ダボ接ぎをします。

 

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下の写真がトリマー加工のための墨付けで、内枠から8mmの幅で9mmの深さでカット

 細長い下の枠は、10mm幅で5mmの深さで溝を掘って行きます。

 

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トリマーテーブルを使っての加工。加工面が見えないので、紙テープで刃先の位置をマーキングします。

 

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同じように木材にもマーキング

 

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要はトリマーフェンスにマーキングした左隅と、木材にマーキングした左隅とが

同じ位置で加工をとめれば、ぴったりの位置で加工できるということです。

 

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トリマー加工が終わりました。

 

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次はナナメ45度になるように木材の端をカットします。

 

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次にダボ接ぎをするための6mmの穴を開けます。

 

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少しでもずれると歪んでしまうので慎重に墨付け

 

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この中心にあわすように穴を開けます。

下のジグを使ってまっすぐ穴を開けます。

ドリルの先に巻いてある紙テープは、あける穴の深さを測ってあります。

 

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後はここにボンドを流しいれ、ダボを入れて固定します。

 

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側板のパネル張り合わせたところで、今日は終わりにします。

かなり思いつきで作っているところがあるので、どんな出来栄えになるのでしょうか。

ガスコンロ台 補修

先日作成したガスコンロの台ですが、油とび防止の板を正面と左の壁に設置したわけですが、板に固定したわけでなく、少しの振動で動いてしまって、元栓を締めてあるフタをさえぎってしまうため、ストッパー代わりに木材でコマ板を作成して補修してみました。

 

上の写真が正規の位置で、下がずれてしまって上蓋に干渉してしまっている写真です。

蓋が開きません。

 

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コマ板のサイズは15mm × 15mmで幅は30mmです。

 

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真ん中に3mmの下穴を空け、面取りをします。

面取りをすることによって、上面からネジが出ず綺麗に仕上がります。

 

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角を紙ヤスリでサラって完成。

天板に固定して行きます。

 

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これでずれる心配はなくなりました。

収納家具のキャスター台の作成

 

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フローリングで一番気を使うのが、床の傷。

重量が増えれば増えるほど、傷がつきやすくなります。

 

クッション材もあるけれど、床と張り付いて苦労することもしばしば。

 

そこでピッタリサイズの木材にキャスターをつければ、移動しやすく掃除するのも便利ではないかと、作ってみることにしました。

 

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サイズは640mm ×  520mmで廃材を利用しました。

ベニヤのサイズが、2枚あわして上のサイズになるようにカット。

 

四枚の板を這わせます。

いずれも520mmの長さで両隅の2枚が9mm厚

          真ん中二つが30mm厚で、幅は適当。 

 

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とはいっても、板を張り合わすだけの簡単なもの。

 

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コロは一番安いもの。25mmのものを購入しました。

固定車が2つ、自在車が2つで、ストッパーはいずれも付いていません。

 

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表から見ると、少し段差があります。

真ん中2本の板を、4箇所ネジ止めしてやると、、、

 

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段差がなくなりました。

 

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角の部分はすべて紙ヤスリで面取りしてあります。

 

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 掃除をするとき簡単に移動できる上に、ゴムのキャスターなんでフローリングを傷つけることもありません。

パソコン収納 装飾材と塗装、ダウンステー設置

ほったらかしにしていた私のパソコン収納ラック。

 

前回は側面左側全面と、右側は半分に装飾材を、ナナメ45度になるようにカットして貼り付けていた作業が止まっていたため、一気に完成までこぎつけたいと思います。

 

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この装飾はヘリンボーンというパターンで、ほかにもいろいろなパターンがあります。

機会があれば色々なパターンもチャレンジしてみたいです。

材料は杉プレーナー材を20cm幅にカットして合板をベースに貼り付けています。

 

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装飾材が貼り終えたら、アジアータパイン材の使ってある天板と棚板は水性着色ニスで3回ぐらい、厚めに塗っては細かいサンドペーパーをかけてつやつやに仕上げました。

 

その他の部分は、木材の角をすべて面取りした後に、ブライワックスのクリアを塗りこみます。私は色むらを極力抑えるためにウエスに染込まして塗りこみます。

 

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そしてダウンステーの取り付けです。

実は知らなかったのですが、テーブルソーで使用したダウンステー・・・スガツネのソフトダウンステー NSDX-35L/Rを購入したのですが、スライド丁番と相性が悪く上手く開きませんでした。

 

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 そしてそもそもスライド蝶番にも対応していない。

 

対応してるものは下左から一軸丁番と右のドロップ丁番でした。

 

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スライド丁番とはキッチン収納でよく見かけるもの

 

今回は調べ上げて、上開き且つ右左両方対応していて、スライド丁番の全かぶせからインセットまで対応しているダウンステーを購入しました。

 

LE1-GC00-K276N フリーストップ機能付きLE1型です。

 

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先ず正面側、全かぶせのスライド丁番から取り付けです。

本体側の中心線、ネジ穴を中心とすると、扉内側から145ミリ、外から内側に35ミリに墨付けします。

 

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穴が先ほど墨付けした線の中心に来るように位置決めして、ネジ止めします。

 

右扉側は内側から外に向かって135ミリ、先ほどの軸から18ミリのところに十字の墨付けします。

 

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そして同じようにネジ止めします。

 

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そして側面も同じように墨付けしましたが、問題発生。

扉が閉まらない。

 

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なので本体側を約20ミリ近く内側に寄せてみました。

上の写真で、右にずらした感じです。

説明書にはかぶせに対する寸法が記載されていないので、おおよそで寄せました。

 

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きちんと閉まりました。

 

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扉に取っ手を取り付けて、

 

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ようやく完成しました。

 

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ネジ穴が少し気になるところですが、なかなか上手に仕上がりました。