ミエトノの工房

木材加工やレザークラフといったDIYを中心に、まったり創作活動を行っています。

簡易式本棚 物置棚のリメイク

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こちらは以前使用していた、ルーター用の台です。

 

上の段にルーター本体、下段には電源タップを置いていました。

 

ところがルーターの故障による買い替え(もらい物ですが)で、形も違うため使わなくなりました。

 

解体しようと思ってましたが、ふと思いつきノートなど文房具を置いてみると意外と使いやすく、何より軽いため移動も楽でした。

 

そこで少しリメイクして、本棚として使って行こうかと思います。

 

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側面が、隙間が大きいためナナメに木材を渡すのと、上段はペン縦になるように加工しようと思います。

 

太さは脚と同じように30mmでとりあえずカット。

側面に渡す木材は少し角度をつけたいと思います。

 

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おおよそ目測で30度くらいの角度付け。大入りで裏からはめ込むようにしたいと思います。

 

正確なカットが出来るようにジグ作りから。

下写真の板は、テーブルソーで大入り加工のための下処理になります。

 

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テーブルソーのレールに合うように平板を貼り付けて、目的の角度になるようベースの板に貼り付けます。

 

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刃の深さは6mmになるように丸のこの刃の高さを調整して、カットします。

 

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とりあえずあてがってみて、木材同士の間隔と長さを確認。

 

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間隔はバランスよく配置できましたが、少し長い見たいなので両隅をカット。

 

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右側も同じように加工して、あてがってみました。

 

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後は上段。これも隙間が広いので、右左に装飾としての筋交いをつけてみます。

 

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悪くないみたいです。左上部分が厚みがあり、少し手前に飛び出ているので、3mmほど削ります。

 

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写真逆ですが、先端の出っ張りもカットしてこんな感じ。

 

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後ペン縦の仕切りを2枚、落下防止のフェンスを取り付けて完成。

 

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今回はまったくのノープランで、その場の思いつきで、材料は端材を使いました。

玄関の網戸制作

もうすぐ暑い夏の季節。

実家は田舎で、窓を開ければ涼しい風が入ってくるけれども、虫が多いのもまた特徴でもあります。

 

そこで玄関に小さい網戸が欲しいとの制作依頼。

 

ホームセンターで桧の 20 × 110 × 2000 を2本と網戸用の張替えネットと押さえゴムを購入。

 

張替えネットはアルミサッシ用ですが、押さえゴムより少し小さめに溝を入れることで使えるようになります。

 

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まず玄関の寸法を測ってカットしました。外寸おおよそ1800の高さ、幅は350です。

 

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上は鴨居の切り込みに合う様にカット

 

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下は台車のレールに合うように切れ込みを入れました。

 

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板それぞれは相い欠き接ぎです。

 

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試しに玄関にはめ込んでみましたが、右下が少々隙間が出来ています。約6ミリ。

家が古くて立て付けが悪いのでしょうか?

それとも自分の寸法カットミス?

 

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とりあえず下の板の位置を微調整してどれぐらいで寸法が合うのか試してみます。

右下を6mm外側にずらします。

 

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寸法は大丈夫のようですが、内側の部分が隙間出来てしまいました。

表部分なんでこのままではみっともないので仕方なく、新しく加工し直しました。

 

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レールの切れ込みを入れます。

 

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組み戻してネジで固定します。

問題の隙間もなくなりました。

 

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次は網のゴムをはめ込み為の溝を掘ります。

 

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内側から2cmのところに、幅5mm深さ6mmでぐるっと掘りました。

実はトリマーのビットを間違い、最初6mmの幅で作業を進めていました。結果的には正解でした。

 

幅5mm深さ6mmではゴムの入りが浅く、擦れたときにゴムが捲れ落ちる可能性があります。

 

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補強として間に2本の柱を入れます。

内側の寸法を測ってバランスの良い位置に設置。木材同士の幅は550mmです。

 

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木材にはBRAIWAX のジャコビアンを塗って乾燥。

その後、網を張って行きます。

 

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網も黒とシルバーの二種類ありますが、黒のが相性が良かったみたいです。

 

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こうして網戸にすると、一気に夏の感じがします。

CDケース塗装 

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終末コツコツ手がけてきたケースがやっと完成しました。

 

 

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内面以外、勘合部分にも塗装を施したいので、塗りたくない部分にマスキングします。

加えて表面には二度塗りをします。

色は前回と同じワトコオイルのダークウォールナットです。

 

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この後一日以上乾燥させてから、仕上げのブライワックスのクリアを塗り仕上がりです。

 

ラベルホルダーを貼り付けて。

 

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ラベルホルダーが少し下にしすぎましたが、まあご愛嬌。

レトロな感じに仕上がりました。

CDケース 2日目

前回より底の組み立てと、上蓋の側板の組み付けまで終わったので、先ずは上蓋の天板の取り付けから作業を行います。

 

上蓋の側板と天板はダボ接ぎで、継ぎ目が見えないように加工します。

 

ダボ接ぎ用の下穴を空けた穴に、マーカーをセット。

 

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上から天板を押さえつけると、下の写真のようにマーカーが反転されます。

 

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この穴を中心にして、まっすぐ穴を開けます。

 

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元々のダボの長さは30mmと長いため、半分の15mmにカット。天板の圧さは10mmに対し、天板と側板の穴の深さを7mmで設定してあります。

 

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上蓋と下箱は凹凸で勘合できるように、前回はそのために上蓋を凹に加工してからの組み立てでした。

 

下箱の凸はこれからトリマーで加工します。

 

深さ5mm、幅5mmでセットしてカットします。

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組み立てた箱によって、数コンマミリの誤差が生じているので、1箱ごとに微調整しながら勘合できるように追い込んで行きます。

 

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急遽接合を変えたため、寸法が足りない天板。接ぎ足しました。

 

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面取りします。新たに購入した3R。底以外すべて面取りしました。

 

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面取りをすると、柔らかい感じになります。

 

表面全面をサンデングして、塗装しました。WATOKO オイルのダークウォルナットです。

とりあえず表面だけ1回塗装。後日二回目と内側の凹凸部分のみ塗装予定です。

 

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CD ケース

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今回は自分用のCDケースの作成です。

 あられ組など色々格闘していましたが、シンプルに組もうと思います。

 

ホームセンターで手ごろな木材を発見しました。

パイン集成材で厚さ10mm。

やわらかい木材ですが加工しやすく、木目も綺麗なのでこの木材で決定しました。

 

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底板は、在庫にあった5.5mm厚のシナ合板です。

 

まずパイン集成材を図面に従ってカット。

一気に4箱分です。

内寸が横幅330 × 縦 130 ×  高さ 150 になるように図面を引きました。 

CDは縦入れです。

 

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底板は大入れ接ぎになるように、深さ3mm、幅は5mmで溝を掘りました。

 

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 側板同士も組み接ぎになるように加工します。

幅5mm、深さも5mmです。

 

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ここで仮組みしてみたんですが、木材が柔らかく割れてしまいました。

もともとトリマーで溝加工してるときも数箇所割れています。

 

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急遽つき合わせにするため、平らに加工し直しました。

 

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底板は5.5mm厚なので、約1mm弱、結合部を薄く加工。

 

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底板のある下箱部分から組み立てです。底板と側板をボンドで貼り合わせてから、ネイルガンで打ち付けました。

 

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次は上蓋の部分。側板のみの組み立て。

 

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上蓋の天板を、、、と思っていて型に合わせてみたら寸法が合わない。

急遽突合せにしたために10mm寸法が大きくなってました。

 

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少し考えて、単純に木材を横に継ぎ足そうと思いました。アクセントになって逆に面白いかも。

 

とりあえず上蓋と天板を結合するのにダボ接ぎで組むための下穴を空けました。

 

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あまり深くダボ穴を開けると、側板が割れる恐れがあるため、浅めの6mmで。

組み付けるときはダボを少し短めにカットして使おうと思います。

 

電源ボックスの組み立て

今回は、前回細かな加工が終わったので、組み立てです。

 

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しかしフリーハンドでダボ穴を開けたため、大きくずれていることが発覚して、急遽穴の開け直しからです。

 

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このような専用工具があり、穴の中心を正確に板にマーキングしてくれます。

 

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ダボ穴にセットして、上から板をそっと置いてから、板を上から押し付けます。

 

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このようにマーキングしてくれるので後は穴を開けるだけ。

穴あけは、中国製のダボ穴ジグでまっすぐに開けます。

 

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下準備は終わったんで、組み立てて行きます。

 

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仮組みして、穴の位置ずれが無いかもう一度確認してから組み立てに入ります。

 

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この空いている穴は、配線を通すための穴で、35ミリ幅です。

 

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クランプでボンドが乾くまで圧着します。

その間に上蓋を作ります。

 

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見た目額縁のように、且つ装飾の木材の内側にゆるいRを入れます。

45度ナナメにカットしてボンドで張り合わせ。

 

 

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側面も、パソコンラックと同じように装飾を入れてみました。

35ミリ幅にカットして、上蓋と同じようにゆるいRを入れます。

 

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帰宅後、コンセント類を収納してみました。

 

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すっきり、ですが少し幅が小さく、電源タップが少し重なっての収納でした。

発火が心配なのでしばらく使用してみて、熱がこもらなければ良いのですが。

収納かごの内箱作成

今回のお題は、嫁様から依頼された収納かごの内箱が欲しいとのこと。

布で囲ってあったんですが、出し入れするときに引っかかって扱いずらかった見たいです。

 

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編込みであるため、コーナーの部分が円形であるため真四角で箱を組むことは出来ません。

 

そこで角はナナメに木材を当てようと思います。

 

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木材はホームセンターでシナ合板の5.5ミリで 3× 6 1枚購入。

 

この内箱、全部で4つ作成予定ですが、個体差がありそうなので基本現物合わせで作成します。

 

先ず底板から、4つ分カット。

 

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角を落としてかごに入るか確認します。角は45度で2cmになるようにしました。

 

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問題なく入りました。

 

次に側板と先板、前板をカット。

 

45度で結合させたいので、下のように角をカットしました。

 

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かごの手前の取っ手が使えるように、この部分だけくり抜きます。

 

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同じものを量産するときは、ベースプレートというサンプルを作成して、これを元に加工すると作業効率が上がり、品質も安定します。

 

厚みの深い9mmの合板に、ジグソーでカットしてベースプレートを作成。

 

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本当は両面テープですが、少し横着。

上がベース、したがカットしたい木材です。

 トリマーの先端にベアリングが付いている為、ベースの枠に沿ってカットするだけ。

 

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加工完了。あとは組み立てだけです。

 

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アングルに固定して、直角を出しながら組み立てて行きます。

 

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コーナーは9mm幅の合板で組み立てようとしましたが、木材が細いのとナナメになっているため、釘やビスで留めることが出来ません。

 

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急遽厚めの木材で先端部分を補強しました。

隅木(すみき)というみたいです。

 

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左右と真ん中から固定したことで、頑丈に仕上がりました。

 

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驚くほどすっぽり。

 

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コーナーは9mmでなく、厚めの木材を使用すればもう少し綺麗に仕上がったと思いますが、いい勉強になりました。

 

他の3つも問題なくかごに収まりました。