本日のお題はカラーボックスです。
500×500 横幅×奥 で高さは任意。
下段は400の高さが欲しいとのことで依頼受けました。
ある程度の重量にも耐えられるように、シナ合板12mmを基本に、背板のみ厚さ9mmを使用しています。
木取図を参考に、ホームセンターで 3×6板のシナ合板12mmを2枚と910×600のシナ合板9mmを購入。
ホームセンターでカット依頼するとそのほとんどが数ミリのずれが出るため、工場でジグソーで地道にカットします。
ある程度細かくカット出来たら、テーブルソーで一気にカット。ジグソーはスピードが出せないので少々時間がかかりました。
まず左右の側板からトリマーで溝を掘ります。
丁寧に墨付けをして下準備を進めてゆきます。
10mmストレートのビットをセット。
5mmの深さに溝を掘ります。一気に溝を掘るとビットの先端が欠けたり、最悪トリマーが壊れます。(何度か経験あります)
2回に分けて半分の深さで溝を掘ってゆきます。
下写真は背板が入ります。
続いて底板の部分。
トリマーのビット10mmに対し、溝幅12mm。
初めに10mm幅のままで、深さ2.5mm二回、5mmの深さまで溝堀ます。
深さは5mmのまま、上写真では右方向に2mmずらして横幅を広げてゆきます。
そして出来たのが、下写真。
ここで仮組して、不具合を確認します。
まず中板のサイズが大幅にずれています。カットサイズが大きすぎるので、調整が必要です。
そして背板が少し長く、天板に干渉しそうです。
下写真右側に天板がくる予定。
底と裏面は特に問題なさそう。
横に寝かしてるため見にくいですが、左側が背板、右側が底板になります。(下写真)
天板の解決法として、背板をカットするか天板に溝を掘るかですが、後者にしてみました。
無理なく勘合できたので、組み立てみました。
中板は改めてカットし直して組んでみました。
向かって右側が、入り方がきつかったので棚板の隅を荒めの紙ペーパーで削って入れています。
あとはボンドが乾いたら、バリを取って完成ですね。