現在パソコンの収納に関して、スチールの組み立て式ラックを使用してますが、横幅や奥行きなどの細かい設定が出来なく不自由を感じていました。
またむき出しで使用しているため、ホコリが付きやすいこと、
映画館の鑑賞時、部屋を暗くして臨場感を味わいたいのですが、ブルーレイプレイヤーの光が漏れて若干気になることから作成してみることにしました。
木材は柱の部分は、桧デメンションで20ミリの厚みです。幅は40ミリ。
天板は18ミリのラジアータパイン集成材です。
正面と右側の扉は上開きにしようと思います。
扉を含めた合板は12ミリのシナ合板です。
下写真は、材料の切り出しと同時に、相欠き接ぎするための加工を施したものです。
それぞれのパーツが組み合わさるように、トリマーテーブルとテーブルソーを使用して加工しました。
ここで一度仮組みしてみたいと思います。
写真は内側から見たところ。
この枠の中に左右のフタが組み合わさります。
若干の歪みや寸法ずれが起こるため、現物にあわして再度微調整してカットします。
上段の背面と左側面は、ダウンステーの軸にするため固定しなくてはなりませんが、あまりネジを使って景観を壊したくないのと、正面からネジを打とうにも柱が太すぎるため打てません。
そこで大入り接ぎで上下の天板で押さえつけて固定使用と思います。
大入りとは板厚と同じ幅で溝を作って差し込む方法です。
差し込みべき場所に印をして、5mmの深さで溝を掘りこんで行きます。
トリマーテーブルを使い掘り進んで行くわけですが、まずビットの高さを5mmになるようにゲージで測ります。
次にフェンスからビットの先端までの距離を測り、あとはフェンスに押し当てながら溝を掘り進んで行きます。
トリマーテーブルは、設定した厚みよりプレートの締め付けが弱くて厚みが深くなることがないのと、フェンスからの幅がずれないなどの利点があります。
加工時は下のように木材を左右にずらしていく形になります。
そして今一度仮組みです。
背面の丸穴は、配線を通すための穴で、グロメットというゴムでフタをします。
側面と扉はこの後、9ミリの杉材で装飾を施す予定です。