もうすぐ暑い夏の季節。
実家は田舎で、窓を開ければ涼しい風が入ってくるけれども、虫が多いのもまた特徴でもあります。
そこで玄関に小さい網戸が欲しいとの制作依頼。
ホームセンターで桧の 20 × 110 × 2000 を2本と網戸用の張替えネットと押さえゴムを購入。
張替えネットはアルミサッシ用ですが、押さえゴムより少し小さめに溝を入れることで使えるようになります。
まず玄関の寸法を測ってカットしました。外寸おおよそ1800の高さ、幅は350です。
上は鴨居の切り込みに合う様にカット
下は台車のレールに合うように切れ込みを入れました。
板それぞれは相い欠き接ぎです。
試しに玄関にはめ込んでみましたが、右下が少々隙間が出来ています。約6ミリ。
家が古くて立て付けが悪いのでしょうか?
それとも自分の寸法カットミス?
とりあえず下の板の位置を微調整してどれぐらいで寸法が合うのか試してみます。
右下を6mm外側にずらします。
寸法は大丈夫のようですが、内側の部分が隙間出来てしまいました。
表部分なんでこのままではみっともないので仕方なく、新しく加工し直しました。
レールの切れ込みを入れます。
組み戻してネジで固定します。
問題の隙間もなくなりました。
次は網のゴムをはめ込み為の溝を掘ります。
内側から2cmのところに、幅5mm深さ6mmでぐるっと掘りました。
実はトリマーのビットを間違い、最初6mmの幅で作業を進めていました。結果的には正解でした。
幅5mm深さ6mmではゴムの入りが浅く、擦れたときにゴムが捲れ落ちる可能性があります。
補強として間に2本の柱を入れます。
内側の寸法を測ってバランスの良い位置に設置。木材同士の幅は550mmです。
木材にはBRAIWAX のジャコビアンを塗って乾燥。
その後、網を張って行きます。
網も黒とシルバーの二種類ありますが、黒のが相性が良かったみたいです。
こうして網戸にすると、一気に夏の感じがします。