先日嫁様の実家の寄ったときに、雨どいの交換以来を受けました。
ここ最近のゲリラ豪雨などで、雨どいが小さいため漏れてくるそうです。
雨どいが小さく、交換するための雨どいも購入してあるとの事で確認したところ下写真のような前高角型と呼ばれる大型のもの。
受け大きいサイズの金具が6個しかなく、現状は12個あります。重量が心配のため同じ数が欲しい所。
ところが購入したのが約10年前とのことで、ネットで探したり、購入店で直接問い合わしてメーカーさんに確認してもらいましたが、製造していないとの事。
すべて購入し直すとかなりの額になるため作ってみました。
ホームセンターであれこれ探していたら、ステンレスの幅20×1000 厚さ2ミリのものを発見。
このとき問題が2つ。
1、ステンレスをどのように曲げるのか
2、軒先に釘を打つ部分、どのようにひねって90度曲げるのか
ステンレスはかなりの硬度があるため、簡単には曲がりません。
そこでパイプベンダーというものを自作しているものを発見して、いろいろと購入してみました。
共羽子板を2枚に、M4ネジとボルト、ワッシャー、真鍮パイプを適当な長さにカットして、ネジ穴のあとが付かないようにボルトに被せました。
ところがいざ使用してみると、M4のネジを使いましたが強度が弱くネジが曲がってしまいました。
次に考えたのが、曲げる部分デスクグラインダーで1mmくらい切れ込みを入れて、ペンチで力ずくで曲げてみました。
曲がったことは曲がったのですが、変に力が掛かりストレートな部分も少し曲がっています。
次に考えたのは、アルミの板を綺麗に曲げるために黒アングルを購入していたのですが、これを使って曲げる方法。
アングルを2つネジ穴を空けて、曲げたい部分を少し上に出して固定。挟み合わせます。
テーブルに台代わりのアングルを置いて、手前から奥側に曲げてやると思いも他綺麗に曲がりました。
90捻ってある部分、軒先と受け金具は、ステンレスのアングルを発見したので、先ほど曲げた金具にロウ付けしたいと思います。
先にステンレスのアングルにした穴を開けておきます。
この部分です。
ポンチで穴を開けるセンターにマーキング、3mmの鉄鋼ドリルビットで穴を開けます。
銀ロウとフラックス、パワートーチを購入。
手順としては、フラックスをロウ付けしたい場所に塗布。
バーナーで炙って、フラックスが白く固形から再度液状になったときにロウを置き、解けるまで炙り続けるというもの。
どうやら、ロウはあらかじめカットしてフラックスが溶けたらペンチでそっと置くこと、バーナーで炙り続けるとロウが銀色になって溶け出すためそれまで根気強く炙り続けると上手くいく感じでした。
なれないロウ付けで少し心配なので、ボルトで固定しました。
また錆び防止のため、溶接部分をシルバーで塗装しました。
次は雨どいの交換です。