ミエトノの工房

木材加工やレザークラフといったDIYを中心に、まったり創作活動を行っています。

ガスコンロの油とび防止 壁の作成と設置

 

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キッチン周りで良くある油とび。壁につくとなかなか取れず、どんどん汚れていって収集が付かなくなることもしばしば。

 

これを防止するために壁を作ってみようと思います。

例によって手書きですが、正面と左の壁の寸法を測りました。

 

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正面下、ガスホースの後ろに段差があり、これを避けるためにその部分をカットします。

 

左壁、600 × 600 

正面 600 × 540

コンロ後ろの段差を隠す木材 70 × 38mm 

 で9mmの深さで10mm この裏に正面の板をはさんで固定します。

  25mmの深さで45mmの幅でコンロ後ろの段差に会うようにカットします。

 

木材はテーブルソーでカット。

 

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ノミとハンマーで縦に切れ込みを入れた木材を取り除いて行きます。

 

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大まかに削り取れたら、荒い紙ヤスリで表面を整えて行きます。

番手を少しづつ落としていっておおよそ段差がなくなったらオッケーです。

 

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左側面と段差を隠す木材を借り止め

 

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この組んだ状態の木材を、コンロに設置して、、、

 

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コンロのふたを避けるようにぴったりの寸法どり。

 

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 正面に板を張って、

 

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角の部分に当て木をして、ここにネイルガンで釘を打ち込んで完成です。

 

PCデスクの収納改善 扉式から引き出しに改良

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昨年末に天板の固定と下段の扉方向を入れ替えたデスク。

 

しかし、しばらく使ってみた結果、引き出しの方が使い勝手がよく、座ったまま簡単に引き出せるからとのことで、扉式から引き出しに変更しました。

 

今回は引き出しの箱の制作から設置までしました。

 

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扉をはずして、下段の寸法を測り、これを元に図面を起こしました。

 

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奥行きが432mm  左右幅が392mm  高さが320mmです。

これを元に スライドレールの幅(12.7mm × 2) と ある程度の余裕を持たして計算したのが

 

底板サイズ 420 × 366

正面と奥板 402 × 301

側板    366 × 301

で シナ合板 9mmを使用しました。

 

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箱を組んでレールを取り付けたところです。

 

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底から少し浮かした状態にしたいので、取り付け時約3mmの木材の切れ端をガイドにして、本体側にビスで取り付けます。

 

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あとは表面に、以前使用していた扉を装飾として取り付けます。

 

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引き出しが閉まったときの、上下と左右のバランスを確認しながら、ベストな状態でクランプで固定してネジ止めがずれないようにします。

 

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引き出し本体と、扉の部分に若干隙間があるため、裏側からネジで固定しました。

後は取っ手をつけて完成です。

 

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自分で自作すると、こうゆう手直しが躊躇なくできるのが利点ですよね。

ガスコンロ台 引き出しと天板の作成

今回は引き出しの制作から始めます。

 

底板と側板、背面と前板を寸法どおりにカット。

木材は9mmの化粧合板です。

 

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前板から順に組み立てます。直角になるように補助具を使って組み立てます。

 

下の赤いエル字のものが補助具で直角が出ているアルミです。

これに木材をクランプで固定してから、ボンドで止めたのちにネイルガンで固定して行きます。

 

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すべてのカドは、紙ヤスリで落とします。

お次にスライドレールの取り付け。

下のWAKI のスライドレールを愛用しています。

 

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スライドレールの先端と正面の淵が、同じ位置になるように合わせます。

スライドレール本体と底の板がピッタリくっつく位置にするのがポイント。

 

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スライドレールの中央に、小さな穴があり、ここにネジを打ち込んで行きます。

長さ10mmでネジ幅3mmのネジで打ち込むわけですが、ネジを打つ前に2.5mmのドリルで少しばかりした穴を開けると位置ずれが起こりません。

 

ネジはおおよそ五箇所くらい。

 

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同じように引き出し側もレールを取り付けます。

底板9mmの淵にあわすようにネジで止めてゆきます。

ナナメに固定してしまうとレールが入ってゆかなくなるので、底板に対して水平になるように慎重に。

 

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きちんと収納できるのか、確認します。

 

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最後に天板の作成です、

 

天板はラジアータパインという板で、天板に適してるものを使います。

 

板が大きすぎるので、ジグソーでカットします。

墨付けをしてから、カットのガイドをクランプで固定します。

このガイドに沿ってカットして行くとまっすぐカットできます。

 

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カットできたなら、ガスのホースの取り出し口兼ガスのコックを閉める為の穴を開けます。

 

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先ず墨付けします。外から10mmに位置に、横幅140mm、縦幅90mmのサイズになるように。

 

トリマーで、深さ5mmになるようセットして、溝を掘ります。

 

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さらにその内側、8mmの所に墨付けして、角にドリルで穴を開けて行きます。

 

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ドリルの穴を広げてジグソーで、カットするとこうゆう穴が空きます。

 

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あとは汚くなった四角い穴を、ヤスリで削って形を整えます。

 

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次はフタの作成。同じように140mm×90mmの木材を準備したのち、中央少し左にドリルドライバーで24mmの穴を開けます。

 

外側の角はテーブルソーで丸くなるようにカットします。

 

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外回り、8mmの幅で14mmの深さで外回りに溝を掘ります。

 

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円のところまで、テーブルソーで切れ込みを入れて、型に合わせてみます。

 

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引き出しの仕上げに入ります。

化粧板を正面に貼り付けて、ボンドとネイルガンで張り合わせます。

幅が広くて、杉材が反ってくる恐れがあるため、裏側から数箇所ネジ止めして補強しました。

 

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引き出しの取手は要らず、指の穴が入る穴が欲しいとのことで、24mmの穴を開けます。

 

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クランプでしっかり固定して、穴を空けました。

穴を開ける際、捨て板といって予備にもう一枚張り合わした状態で穴を開けると綺麗に穴が空きます。

 

仕上げに、天板と引き出しの化粧板にブライワックスという保護用ワックスを塗って完成です。

 

下が現状、かなり低い位置のあるため料理しにくいのと、コンロ使った後右側の台に乗せたお皿に移す際、段差があって危ないんです。

 

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隣の台と高さを合わした為、ほぼぴったりの高さでした。

 

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後ろのガスのホース周りは下のようにカバーできました。

大きさもかなり余裕を持って作ったため、カバーもはずしやすいです。

 

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引き出しの容量もかなりあり、スムーズに開閉できます。

なかなか良くできたと思います。

後は左に見える壁と奥の壁に少し板を張りたいと思います。

ガスコンロの台 骨組みの作成

 

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ガスコンロを買い替えましたが、高さが低すぎて作業しズらいです。

 

おそらくグリル付きのコンロであれば高さがあるため、コンロ横の作業スペースと高さが変わらずスムーズに作業が出来ることでしょう。

 

ところが、我が家はコンロのグリルをほぼ使わず、オーブンレンジを使うため、ガスコンロはグリル無しのコンロに買い換えました。

 

するとグリルがないため、かなり低かったのです・

 

我が木材の作業スペースに廃材がたくさんあるため、この廃材を使ってガスコンロの引き出しつきの台を作成したいと思います。

 

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木材は、1×2のホワイトパインの廃材でかつて上着掛け用のクローゼットにしていました。

 

図面の長さに値するところをカットします。

 1×2 ホワイトパインの長さが

 160ミリ 4本

 600ミリ 4本

 562ミリ 2本

 560ミリ 2本

 

桧 20ミリ厚 100幅

 560ミリ 2本

 

組み接ぎのため加工を施します。

 

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これを組んで行くと

 

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ためしにコンロ台にセットしてみましたが、ぴったりでした。

 

残りの工程は、引き出しの作成とスライドレールの取り付け、天板の加工、取り付けです。

 

問題は引き出しの表面の装飾をどの木材を使うのか。

また背面のガスのホースをどのように出すのか、思案のしどころです。

 

パイプ脚のマッサージチェアにキャスターを取り付けた

嫁様の使っている、デスクでの椅子はもっぱらマッサージチェアを使っています。

 

ところが、フローリングと相性が悪く、クッション材をつけてても移動するたびにフローリングに傷を付けてました。何とかならんかと考えた挙句、椅子にキャスターをつればと思いつきました。

 

当初パイプの下に板を貼り付けて、その下にキャスターをとアイデアを貰って、そこに少しアレンジして口の字になるように木材を組んで、その下にキャスターを取り付けることにしました。

 

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パイプの幅と寸法を測り、手書きでおおよその図面を作成。

 

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幸い廃材がたくさんあり、この廃材から木材を切り出し、少し加工ました。

 

80ミリ × 420ミリ 2本

80ミリ × 560ミリ 2本

キャスター 4個      のみです。

 

廃材の厚みは9ミリのため、5mmの深さで80ミリの幅で削りだして、組み接ぎになるようにしまた。

 

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ボンドで止めず、キャスターのネジのみで木材を固定します。

 

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ひっくり返してマッサージチェアを借り置きしてして固定位置を探ります。

 

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配線用ケーブルの固定金具が残っていて、これがパイプとほぼ同じ径なのでこれで固定します。

 

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問題なく固定できました。

 

土台から椅子がぐらぐら動くこともなく、キャスターロックもあるため、普段使うときはロックを掛けることもできてよかったです。

ミニテーブルにキャスター設置、PCデスクの高さ調整

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以前製作したミニテーブルですが、床がフローリングになったためこのまま引きずっては床に傷が付くため、キャスターをつけることに。

 

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そのままミニテーブルの底に、車輪径30ミリのキャスターが取り付け出来るため、そのまま設置しました。

 

ミニテーブルの底厚は9ミリ、キャスターの付け根の金属の部分は厚さ2ミリのため、10mmのネジで取り付けました。

 

ネジが長すぎると、引き出しに干渉して開かなくなるので注意が必要です。

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このミニテーブル、PCデスクの下に収納できるように高さ調整してあるため、PCデスクの高さも調整する必要があります。

 

まずPCデスクの脚の太さ、60ミリになるように厚さ18ミリの材木の切れ端を使いました。

 

ざっくばらんに手書きで丸を描いて、なんとなくカットしました。

本来は真ん中に木材の中心に釘をさして、少しずつ回しながらカットすると円になりますが、不ぞろいも面白いと思い、今回は適当にカットしてみました。

 

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後はこれをPCデスクの底に取り付けます。

 

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真ん中にネジを打ち込んで、底に傷防止のシールを貼って完成です。

 

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ミニテーブルの底にキャスターをつけることにより、移動も楽になりました。

電気工具専用のフットペダル作成

木工作をする上で、よく使用するテーブルソー。

 

両手を使った作業が多いため、、エルパのフットスイッチなるものを購入して使用してペダルので工作機のオン・オフを行っていました。

 

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しかし、中のバネが弱くてすぐに使用できなくなりました。分解しようにもカシメてあるため、分解も出来ません。

 

なにか代用のものはないか調べましたが、多くが工業用であまり見た目も好みではありません。

 

そこで、数年前までよく使用していたギターのエフェクターを使ってオン・オフできれば面白いかも、と閃いてあれこれ調べました。

 

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エフェクターのケース自体は、そんなに高くもなく無塗装でHAMMOND社のダイキャストアルミケースというものがあり、さまざまな規格の中1590Nを購入しました。

 

フットペダルはCarring 110P オルタネイトです。

 

フットペダルには二つの種類があり、押した状態のみ通電するモーメンタリと

 

押すたびにオンとオフが切り替わるオルタネイトの二種類があります。

 

後は化粧ナットと配線口にあるゴム、グロメットを購入しました。

 

すべて楽器店で通販購入しました。

 

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これに市販のコードをつなぐ感じです。

 

まずあるにケースにペダル用の穴を開けるためにポンチでマークします。

 

これは穴の位置をずれなくする下処理です。

 

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あとはドリルを使って穴を開けて行きます。

径の細い2.5ミリから少しづつ大きくして、穴を目標の大きさになるまで加工します。

 

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続いて配線です。

プラグ付きのVFF、ビニールコードとタップをホームセンターで購入。

3Mのコードをカットして、その間にペダルスイッチを挟むようにします。

 

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ます配線を二つに分けて、先端をカットして銅線を出します。

 

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タップにネジ止めします。

 

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コードは2本線があります。

1本はあいだにスイッチを挟み、もう一本は直結でつなぎ直します。

 

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スイッチの先端部分と銅線は半田ごてを使って取れないように処理してから、漏電しないように絶縁テープを巻いて置きます。

 

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あとは箱に戻し入れて、裏のふたをして完成です。

 

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思った以上に味があって大満足。

エフェクターは、かなり過酷な状況下でも使用することが出来、水による漏電でもない限りかなりかなり長期にわたって使用することが期待できます。