今回は引き出しの制作から始めます。
底板と側板、背面と前板を寸法どおりにカット。
木材は9mmの化粧合板です。
前板から順に組み立てます。直角になるように補助具を使って組み立てます。
下の赤いエル字のものが補助具で直角が出ているアルミです。
これに木材をクランプで固定してから、ボンドで止めたのちにネイルガンで固定して行きます。
すべてのカドは、紙ヤスリで落とします。
お次にスライドレールの取り付け。
下のWAKI のスライドレールを愛用しています。
スライドレールの先端と正面の淵が、同じ位置になるように合わせます。
スライドレール本体と底の板がピッタリくっつく位置にするのがポイント。
スライドレールの中央に、小さな穴があり、ここにネジを打ち込んで行きます。
長さ10mmでネジ幅3mmのネジで打ち込むわけですが、ネジを打つ前に2.5mmのドリルで少しばかりした穴を開けると位置ずれが起こりません。
ネジはおおよそ五箇所くらい。
同じように引き出し側もレールを取り付けます。
底板9mmの淵にあわすようにネジで止めてゆきます。
ナナメに固定してしまうとレールが入ってゆかなくなるので、底板に対して水平になるように慎重に。
きちんと収納できるのか、確認します。
最後に天板の作成です、
天板はラジアータパインという板で、天板に適してるものを使います。
板が大きすぎるので、ジグソーでカットします。
墨付けをしてから、カットのガイドをクランプで固定します。
このガイドに沿ってカットして行くとまっすぐカットできます。
カットできたなら、ガスのホースの取り出し口兼ガスのコックを閉める為の穴を開けます。
先ず墨付けします。外から10mmに位置に、横幅140mm、縦幅90mmのサイズになるように。
トリマーで、深さ5mmになるようセットして、溝を掘ります。
さらにその内側、8mmの所に墨付けして、角にドリルで穴を開けて行きます。
ドリルの穴を広げてジグソーで、カットするとこうゆう穴が空きます。
あとは汚くなった四角い穴を、ヤスリで削って形を整えます。
次はフタの作成。同じように140mm×90mmの木材を準備したのち、中央少し左にドリルドライバーで24mmの穴を開けます。
外側の角はテーブルソーで丸くなるようにカットします。
外回り、8mmの幅で14mmの深さで外回りに溝を掘ります。
円のところまで、テーブルソーで切れ込みを入れて、型に合わせてみます。
引き出しの仕上げに入ります。
化粧板を正面に貼り付けて、ボンドとネイルガンで張り合わせます。
幅が広くて、杉材が反ってくる恐れがあるため、裏側から数箇所ネジ止めして補強しました。
引き出しの取手は要らず、指の穴が入る穴が欲しいとのことで、24mmの穴を開けます。
クランプでしっかり固定して、穴を空けました。
穴を開ける際、捨て板といって予備にもう一枚張り合わした状態で穴を開けると綺麗に穴が空きます。
仕上げに、天板と引き出しの化粧板にブライワックスという保護用ワックスを塗って完成です。
下が現状、かなり低い位置のあるため料理しにくいのと、コンロ使った後右側の台に乗せたお皿に移す際、段差があって危ないんです。
隣の台と高さを合わした為、ほぼぴったりの高さでした。
後ろのガスのホース周りは下のようにカバーできました。
大きさもかなり余裕を持って作ったため、カバーもはずしやすいです。
引き出しの容量もかなりあり、スムーズに開閉できます。
なかなか良くできたと思います。
後は左に見える壁と奥の壁に少し板を張りたいと思います。