ミエトノの工房

木材加工やレザークラフといったDIYを中心に、まったり創作活動を行っています。

リノベーション 土間を改良してフローリングに

2017年8月、かなり前の出来事ですが、生まれ育った昔ながらの木材住宅。

 

しかし年齢とともに、家のあちこちにある段差が気になりだし、加えて父の入院で歩行が困難になり、リノベーションをして土間をフローリングにして少しでも段差のない住みやすい家にしようと思い立ちました。

 

どうせするならウッドデッキみたいにすれば、古民家カフェみたいで面白いかなと思いとりあえず寸法を取ることに。

 

土台となる木材は4×4でウエスタンレッドシダー、木材同士は相欠きつぎとネジの組み合わせ。

フローリング材は同じくウエスタンレッドシダーの1×6材です。

 

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木材は量が多いこともあり、ウッドデッキ専門店でネット購入。

 

4×4材は、すべて一度サンデングしてから相欠きつぎの部分をひたすら丸のこで切れ目を入れて、木片を取り除きます。

 

加工が終わったらキシラデコールのカラレスで下処理をし、乾燥したら同じくキシラデコールやすらぎで上塗りをします。

 

キシラデコールは防腐、防虫、防カビに優れていることに加え、レッドシダー自体にも同じ効果が期待されます。

 

下は組みあがったところ。地面はコンクリートのため意外と水平が取れていたため、手直しせず。

木材と木材の隙間には湿気対策として床下調湿材 床下カラットという白い石を敷き詰めます。

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フローリング材は同じく、丸のこでカットした後サンデイングし、

オスモ エキストラクリヤ#1101を下地とし、仕上げにフロアラピッド つや消し#3262。

オスモカラーは自然塗料で出来ているため、人体への影響もほとんどなくお勧めです。

 

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 後は綺麗に敷き詰めてネジで止めていきます。

 

ウエスタンレッドシダーは部分によりかなり色合いが違うため、ネジ止めする前に仮並べして色合いの確認をしました。

 

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 ここまで約1ヶ月。終末に実家に通い詰め、ようやく完成しました。やってみたら意外と出来るものですね。

ちなみに木材費、ネジや塗料、工具がなかったので丸のこや電動サンダーもろもろ含めたお値段は約30万ほどでした。