ミエトノの工房

木材加工やレザークラフといったDIYを中心に、まったり創作活動を行っています。

雨どいの交換 コーキングまで

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半円の軒樋から交換しました。

前高角樋というのです。

 

以前の軒樋をはずして付け替えるだけなのですが、新しい軒樋はサイズが少し大きいためにブリキを少し広げてベニヤを貼り付けてある板を切断しました。

 

補強にために横から縦に2本いれています。

 

雨どいは水平ではなく、排水口側が少し低くなるように水平器で傾きを確認しながら施工します。

 

数年前の材料のため、切り口が劣化していてジョイントに隙間が出来てしまい、ホースで水を撒くとひどい水漏れが発生。

雨どい用のボンドをつけてしまったために外れません。

そこで防水用コーキングで隙間を埋めました。

 

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見てくれは悪いですが、水漏れは無くなったみたいです。

 

野外の排水口はエルボーでつなぎ合わせてあります。

 

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当初角樋は全部交換の予定でしたが、50センチほど短くて断念。反対側は角樋の内側に以前使用していた半円の雨どいを入れて、隙間はコーキングをタップリ打ちました。

 

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朝から初めて、材料の買出しなど色々手間取ってほぼ一日掛かりました。

 

 

 

雨どいの交換 雨どい受け金具の自作 ステンレスを曲げるからのロウ付け

先日嫁様の実家の寄ったときに、雨どいの交換以来を受けました。

ここ最近のゲリラ豪雨などで、雨どいが小さいため漏れてくるそうです。

 

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雨どいが小さく、交換するための雨どいも購入してあるとの事で確認したところ下写真のような前高角型と呼ばれる大型のもの。

 

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受け大きいサイズの金具が6個しかなく、現状は12個あります。重量が心配のため同じ数が欲しい所。

ところが購入したのが約10年前とのことで、ネットで探したり、購入店で直接問い合わしてメーカーさんに確認してもらいましたが、製造していないとの事。

 

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すべて購入し直すとかなりの額になるため作ってみました。

 

ホームセンターであれこれ探していたら、ステンレスの幅20×1000 厚さ2ミリのものを発見。

 

このとき問題が2つ。

 

1、ステンレスをどのように曲げるのか

2、軒先に釘を打つ部分、どのようにひねって90度曲げるのか

 

ステンレスはかなりの硬度があるため、簡単には曲がりません。

 

そこでパイプベンダーというものを自作しているものを発見して、いろいろと購入してみました。

  共羽子板を2枚に、M4ネジとボルト、ワッシャー、真鍮パイプを適当な長さにカットして、ネジ穴のあとが付かないようにボルトに被せました。

 

ところがいざ使用してみると、M4のネジを使いましたが強度が弱くネジが曲がってしまいました。

 

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次に考えたのが、曲げる部分デスクグラインダーで1mmくらい切れ込みを入れて、ペンチで力ずくで曲げてみました。

 

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曲がったことは曲がったのですが、変に力が掛かりストレートな部分も少し曲がっています。

 

次に考えたのは、アルミの板を綺麗に曲げるために黒アングルを購入していたのですが、これを使って曲げる方法。

 

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アングルを2つネジ穴を空けて、曲げたい部分を少し上に出して固定。挟み合わせます。

テーブルに台代わりのアングルを置いて、手前から奥側に曲げてやると思いも他綺麗に曲がりました。

 

 

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90捻ってある部分、軒先と受け金具は、ステンレスのアングルを発見したので、先ほど曲げた金具にロウ付けしたいと思います。

 

先にステンレスのアングルにした穴を開けておきます。

 

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この部分です。

ポンチで穴を開けるセンターにマーキング、3mmの鉄鋼ドリルビットで穴を開けます。

 

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銀ロウとフラックス、パワートーチを購入。

 

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手順としては、フラックスをロウ付けしたい場所に塗布。

バーナーで炙って、フラックスが白く固形から再度液状になったときにロウを置き、解けるまで炙り続けるというもの。

 

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どうやら、ロウはあらかじめカットしてフラックスが溶けたらペンチでそっと置くこと、バーナーで炙り続けるとロウが銀色になって溶け出すためそれまで根気強く炙り続けると上手くいく感じでした。

 

 

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なれないロウ付けで少し心配なので、ボルトで固定しました。

また錆び防止のため、溶接部分をシルバーで塗装しました。

 

次は雨どいの交換です。

台湾カステラ  レシピあるよ

台湾カステラご存知ですか?

 

カステラとケーキのハーフみたいな、ふわふわなカステラです。

 

数年前たまたま動画でレシピを見つけて作ってみてから、なかなか嫁さまにも評判が良かったです。

 

久しぶりに作ってみようと思います。

 

 まず型ですが、 15センチ × 20センチ のサイズです。

厚紙でも全然大丈夫です。実際私は百円ショップで厚紙を買ってきて、ハサミとホッチキスで作成します。

 

下写真みたいなざっくりしたもので大丈夫。ただし高さは5センチ以上になるように。

 

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型の内側にクッキングシートをピッタリになるように作成しておきます。

 

湯煎焼きのため、厚紙の周りにお湯を貼ることになります。

厚紙の周りはアルミホイルでお湯が入らないように包んでください。

 

私はステンレスのタッパで代用。

 

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オリーブオイル  75g

薄力粉      90g

ベーキングパウダー 4g

牛乳       60g

卵黄       6個

バニラオイル   数滴

 

卵白        6個

塩         少々

砂糖        73g 

 

ベーキングパウダーはすぐに萎んでしまわないように、私流のアレンジです。

 

先ずオリーブをレンジで暖めます。600Wで一分半、約60度くらいになれば良いかと。

 

暖めたオリーブオイルを、先に振るっておいた薄力粉とベーキングパウダーと混ぜ合わせます。

 

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牛乳と卵黄、バニラオイルを入れて混ぜ合わせます。

 

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ここまできたら次はメレンゲを作ります。

 

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卵白に塩少々入れてミキサーにかけて、コシを切ります。

砂糖を2回に分けていれ、角が立つまでミキサーにかけます。

 

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卵黄生地にメレンゲを入れて、切るように混ぜます。

 

最初ひとすくいしてきっちり混ぜ合わせ、

 

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残りすべて入れて切るように混ぜます。

切るように混ぜるのは、気泡がつぶれないようにするため。

 

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おおよそ均等に混ざれば型に入れてゆきます。

 

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生地内の大きな気泡を、つぶすために2,3センチ上空から2回くらい落とします。

 

160度で約45分湯煎焼きします。

オーブンは生地を作り始める時から予熱しておくとスムーズに作業が進みます。

 

竹串をさして串に何も付かなければ完成、液体の生地が付いたなら追加で5分くらい湯煎焼きします。

 

焼きあがったらすぐに型からはずして、クッキングシートもはずして下さい。

 

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焼き加減が弱いと型からはずす時に型崩れしてぺちゃんこになります。

かといって焼きすぎるとシットリ感がなくなるので焼き加減は特に注意が必要です。

簡易式本棚 物置棚のリメイク

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こちらは以前使用していた、ルーター用の台です。

 

上の段にルーター本体、下段には電源タップを置いていました。

 

ところがルーターの故障による買い替え(もらい物ですが)で、形も違うため使わなくなりました。

 

解体しようと思ってましたが、ふと思いつきノートなど文房具を置いてみると意外と使いやすく、何より軽いため移動も楽でした。

 

そこで少しリメイクして、本棚として使って行こうかと思います。

 

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側面が、隙間が大きいためナナメに木材を渡すのと、上段はペン縦になるように加工しようと思います。

 

太さは脚と同じように30mmでとりあえずカット。

側面に渡す木材は少し角度をつけたいと思います。

 

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おおよそ目測で30度くらいの角度付け。大入りで裏からはめ込むようにしたいと思います。

 

正確なカットが出来るようにジグ作りから。

下写真の板は、テーブルソーで大入り加工のための下処理になります。

 

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テーブルソーのレールに合うように平板を貼り付けて、目的の角度になるようベースの板に貼り付けます。

 

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刃の深さは6mmになるように丸のこの刃の高さを調整して、カットします。

 

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とりあえずあてがってみて、木材同士の間隔と長さを確認。

 

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間隔はバランスよく配置できましたが、少し長い見たいなので両隅をカット。

 

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右側も同じように加工して、あてがってみました。

 

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後は上段。これも隙間が広いので、右左に装飾としての筋交いをつけてみます。

 

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悪くないみたいです。左上部分が厚みがあり、少し手前に飛び出ているので、3mmほど削ります。

 

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写真逆ですが、先端の出っ張りもカットしてこんな感じ。

 

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後ペン縦の仕切りを2枚、落下防止のフェンスを取り付けて完成。

 

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今回はまったくのノープランで、その場の思いつきで、材料は端材を使いました。

玄関の網戸制作

もうすぐ暑い夏の季節。

実家は田舎で、窓を開ければ涼しい風が入ってくるけれども、虫が多いのもまた特徴でもあります。

 

そこで玄関に小さい網戸が欲しいとの制作依頼。

 

ホームセンターで桧の 20 × 110 × 2000 を2本と網戸用の張替えネットと押さえゴムを購入。

 

張替えネットはアルミサッシ用ですが、押さえゴムより少し小さめに溝を入れることで使えるようになります。

 

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まず玄関の寸法を測ってカットしました。外寸おおよそ1800の高さ、幅は350です。

 

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上は鴨居の切り込みに合う様にカット

 

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下は台車のレールに合うように切れ込みを入れました。

 

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板それぞれは相い欠き接ぎです。

 

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試しに玄関にはめ込んでみましたが、右下が少々隙間が出来ています。約6ミリ。

家が古くて立て付けが悪いのでしょうか?

それとも自分の寸法カットミス?

 

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とりあえず下の板の位置を微調整してどれぐらいで寸法が合うのか試してみます。

右下を6mm外側にずらします。

 

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寸法は大丈夫のようですが、内側の部分が隙間出来てしまいました。

表部分なんでこのままではみっともないので仕方なく、新しく加工し直しました。

 

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レールの切れ込みを入れます。

 

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組み戻してネジで固定します。

問題の隙間もなくなりました。

 

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次は網のゴムをはめ込み為の溝を掘ります。

 

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内側から2cmのところに、幅5mm深さ6mmでぐるっと掘りました。

実はトリマーのビットを間違い、最初6mmの幅で作業を進めていました。結果的には正解でした。

 

幅5mm深さ6mmではゴムの入りが浅く、擦れたときにゴムが捲れ落ちる可能性があります。

 

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補強として間に2本の柱を入れます。

内側の寸法を測ってバランスの良い位置に設置。木材同士の幅は550mmです。

 

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木材にはBRAIWAX のジャコビアンを塗って乾燥。

その後、網を張って行きます。

 

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網も黒とシルバーの二種類ありますが、黒のが相性が良かったみたいです。

 

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こうして網戸にすると、一気に夏の感じがします。

CDケース塗装 

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終末コツコツ手がけてきたケースがやっと完成しました。

 

 

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内面以外、勘合部分にも塗装を施したいので、塗りたくない部分にマスキングします。

加えて表面には二度塗りをします。

色は前回と同じワトコオイルのダークウォールナットです。

 

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この後一日以上乾燥させてから、仕上げのブライワックスのクリアを塗り仕上がりです。

 

ラベルホルダーを貼り付けて。

 

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ラベルホルダーが少し下にしすぎましたが、まあご愛嬌。

レトロな感じに仕上がりました。

CDケース 2日目

前回より底の組み立てと、上蓋の側板の組み付けまで終わったので、先ずは上蓋の天板の取り付けから作業を行います。

 

上蓋の側板と天板はダボ接ぎで、継ぎ目が見えないように加工します。

 

ダボ接ぎ用の下穴を空けた穴に、マーカーをセット。

 

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上から天板を押さえつけると、下の写真のようにマーカーが反転されます。

 

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この穴を中心にして、まっすぐ穴を開けます。

 

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元々のダボの長さは30mmと長いため、半分の15mmにカット。天板の圧さは10mmに対し、天板と側板の穴の深さを7mmで設定してあります。

 

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上蓋と下箱は凹凸で勘合できるように、前回はそのために上蓋を凹に加工してからの組み立てでした。

 

下箱の凸はこれからトリマーで加工します。

 

深さ5mm、幅5mmでセットしてカットします。

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組み立てた箱によって、数コンマミリの誤差が生じているので、1箱ごとに微調整しながら勘合できるように追い込んで行きます。

 

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急遽接合を変えたため、寸法が足りない天板。接ぎ足しました。

 

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面取りします。新たに購入した3R。底以外すべて面取りしました。

 

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面取りをすると、柔らかい感じになります。

 

表面全面をサンデングして、塗装しました。WATOKO オイルのダークウォルナットです。

とりあえず表面だけ1回塗装。後日二回目と内側の凹凸部分のみ塗装予定です。

 

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